緑に囲まれた貸切宿
木工作家さんが手掛けた宿「芭蕉の家」は、沖縄屈指のパワースポットである斎場御嶽や久高島にほど近く、森や農地が広がる南城市にあります。
この場所はもともとバナナ畑だったそう。バナナが1年中実るという芭蕉の木に囲まれたエントランスを抜けると、宿が姿を現します。
玄関の扉を開けると、土間敷きの広々としたリビングダイニング。暖かみのある木製家具に、落ち着いたグレートーンの室内がとてもセンスが良く上品。
キッチン設備も充実していて、基本的な調味料も揃っていました。食器棚には、オーナーの藤本健さんの木のお皿や市内に窯元のある宮城陶器さんの食器がずらり。
リビングダイニングの奥のベッドルームは天井が高く開放感があります。窓から見える景色がまるで絵画のよう。
エントランスから全室ビュー
夜になると、間接照明に照らされた室内は暖かみを増し、さらにライトアップされた庭や芭蕉の木が演出してくれる癒やしの空間に。
関節照明とライトアップが演出する夜
リビングの一角に置いてある本を読んだり、満点の星空に流れ星を眺めたり、ホタルまで見つけました。
思わず夜ふかしをしてしまいましたが、朝の光が気持ちよいので、夜明けとともに目を覚まし、ベランダでいただたコーヒーは最高の味でした。
ベランダで過ごす朝
設備にもこだわりを感じました。スリッパがとても履き心地がよく、どこのものか教えてもらい、自宅で愛用しています。Bluetoothが使えるスピーカーが置いてあったので、自分のお気に入りの曲をBGMにしながら、過ごすことができました。
こんな家で暮らしたい。日常のような非日常。そんな体験ができる宿。少しでも雰囲気を味わい、癒やしを感じてもらえたら嬉しいです。